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Channel: 京都・清遊の会
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11月の予定

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現地案内   講師 堤 勇二   午前10時~午後1時頃



11月1日(土)  大文字登山  2日(雨天予備日



集合 10時 今出川通白川東北角(釜そばかぎ富前) (1千円)



11月16日(日)  高瀬川を歩く(七条~五条)



集合 10時 七条通高倉東北角(ミニストップ前)  (2千円)


       任天堂創業の地、源融の河原院跡、扇塚など散策





魅惑の京都 (京都)


   「続・怨霊 八所御霊の正体」   講師 堤勇二   

   11月22日(土)  午後130分~430分頃       (3千円)                                                                               

  於 職員会館かもがわ  二階 大会議室       

  

(河原町丸太町下ル二筋目東入ル。石長松菊園向かい。

京阪電車「丸太町駅」より徒歩5分)




東京堤塾 魅惑の京都


   「続・怨霊 八所御霊の正体」  講師 堤 勇二


   11月30日(日)  午後130分~430分頃       (3千円)

於 きゅりあん 第2講習室           


(品川区総合区民会館・JR京浜東北線、東急大井町線「大井町」下車)





お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクス、メールで受付しております。

レジュメの都合上、1週間前までにお申込みくださいますようお願いいたします。(前金制)

みなさまのお越しをお待ちしております。


京都・清遊の会 事務局

603-8341 京都市北区小松原北町13530108
             TEL&FAX075-465-9096  
       
e-mail:info@kyo-seiyu.net


東本願寺界隈散策 報告

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春爛漫の季節になりました。

33031日の両日、堤講師の案内で東本願寺界隈の散策を行いました。

御影堂門前の噴水で集合。桜も咲き始めています。


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渉成園に向かう正面通で。

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お小屋と呼ばれた詰所。東本願寺寺内町ならではの場所。

それに数珠屋町(じゅずやまち)という音の響きが加わって……。



「しら珠の数珠屋町とはいづかたぞ 中京越えて人に問はまし」(山川登美子)



渉成園(枳殻邸)へ。どんな景色が待っているのでしょう。

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臨池亭と滴翠軒 抹茶席と煎茶席の違いや、渉成園の水流など。

ためになるというか、知らなかった話ばかり。

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清冽な「滴翠」の滝はこちら。

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代笠席(たいりつせき) 煎茶三店の優雅な遊び。ここではとても面白いものも見ましたね!


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集まった皆さんの目線の下にあるのは……

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亀の井戸! 洒脱でユーモラスな意匠。

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立ち止まり、振り返り、思わぬところで思わぬ話の連続。

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渉成園の六分の一を占めるという印月池を渡り。

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傍花閣(ぼうかかく)はその名の通り、桜にかこまれて素敵です!

それに二階に上る階段の話、驚きでした。

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東本願寺、御影堂で─


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生きた信仰を伝える東本願寺。その典型がここにありました。

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世界最大の木造建築、御影堂。
その大きさに圧倒されながら、また話の内容にも圧倒されました。

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31日、五色の幕が張られた御影堂。翌日からの法要に備え、準備万端。

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菊の門から大寝殿を。徳川家と東本願寺の面白い話。


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堤講師の話は尽きません。まさに圧巻の東本願寺界隈散策でした。


二日間たくさんのご参加をいただき、ありがとうございました。

次回のご案内は計画中です。どうぞおたのしみに!

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4月の予定

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魅惑の京都(京都開催) 

    「巨刹・知恩院 浄土信仰の総本山」   講師 堤 勇二

  4月26日(土)  午後130分~430

      於 職員会館かもがわ  二階 大会議室
         (三千円)  
      (河原町丸太町下ル二筋目東入ル。石長松菊園向かい。
       京阪電鉄「丸太町駅より徒歩5分 TEL0752561307

東京堤塾 魅惑の京都 (第3クール 第1回)

   「驚きの法華寺院 京の三具足山 妙顕・妙覚・立本」  

                             講師 堤 勇二


   4月29日(祝・火)  午後130分~430分                 

      於 江戸東京博物館 第1・2学習室          (三千円)   
       
JR総武線 両国駅西口下車)

 

お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクス、メールで受付いたしております。


レジュメの都合上、1週間前までにお申込みくださいますようお願いいたします。(前金制)

みなさまのお越しをお待ちしております!


 

  
      

       京都・清遊の会 事務局

       
     〒
603-8341 京都市北区小松原北町13530108
            TEL&FAX 075-465-9096
            
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高瀬川散策 七条から五条 ご報告

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1116日、好天に恵まれ、堤講師の案内で高瀬川沿いの散策を行いました。



今年は角倉了以が高瀬川を開削して四百年。


かつて七条内浜と呼ばれた高瀬川の船溜まりがあったところからの出発。総勢30余名の大散策となりました。



松明殿稲荷にて.JPG


松明殿稲荷にて。木喰(もくじき)上人の事績を聴いてびっくり!


この木喰さんは養阿正禅(ようあしょうぜん)、一乗寺狸谷不動院や六阿弥陀詣りゆかりの僧でもあったのですね。




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「任天堂」創業の地。花札製造販売から始まった任天堂の社名は運を天に任せる、の意から。風格ある建物、装飾も独創的です。


近くには一世を風靡した手描き花札の名店、松井天狗堂もありました。




舟廻し場.JPG


「ひと・まち交流館」の東側はもと菊浜小学校の跡地。この付近は舟廻し場であったそうです。


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七条新地.JPG


七条新地にはいまも趣ある建物がたくさんあります。


祇園新地に二条新地、京都の花街談義にしばし花が咲きました。それにしても遊所と日吉大社、思いもかけぬ関連に地名の不思議を思い知りました。



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木屋町五条下ルにひときわ目をひく榎の大樹、榎大明神。


平安時代、源融(みなもとのとおる)の河原院のいわれもさることながら、

堤講師でなければ聞けない話の連続!


大明神向こうのレストラン「efish」の店名まで読み解く講師に脱帽です。


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おなじみ五条大橋の弁慶と牛若像。弁慶がもう一人おられました(笑)。



町名、地名に残る歴史をひもとき充実の半日はあっという間に終了しました。


お越しいただきました皆さま、お疲れ様でした。


堤講師の現地案内、次回をおたのしみに!



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                       七条仏所跡の山茶花 












清遊ブログ  洛北の紅葉

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錦秋の頃となりました。


ことしは十月に冷え込んだせいでしょうか、美しい紅葉が見られるようですね。


今回は洛北の紅葉を訪ねました。



まず「床もみじ」で知られる岩倉実相院から。


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山門の手前からのぞいていた鮮やかな赤はこの紅葉。

門跡寺院らしい格式あるたたずまい。



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お地蔵さまも染まりそうですが(笑)


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境内のなにげない景色のぜんぶが絵のようです。

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して実相院近くにひっそりたたずむ「岩倉具視旧宅」。落ち葉が似合う風景。


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実相院から宝ヶ池へやってきました。

雨あがりでしたので、たっぷり水を含んだ鮮やかな紅葉です。


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池の向こうには雲の切れ間から比叡山が見えかくれ。幻想的な景色。


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西賀茂の「神光院」は太田垣蓮月尼が隠棲したところ。


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夏は土用のきゅうり封じで有名ですが、

季節が変わるとこうも印象がちがうのかと驚かされます。



神光院1.JPG


境内奥の中興堂。

  

朝の光が差し込んで輝く紅葉。…言葉がありません!


神光院2.JPG


神光院3.JPG 



して神光院にほど近い「正伝寺」は山道の風情を味わえるお寺。


山号は吉祥山。


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正伝寺トリ.JPG



血天井で知られる寺でもあります。方丈からみた七五三の庭。


比叡山を借景としたお庭ですが、残念ながらうまく写せませんでした。


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お庭もですが、方丈では狩野山楽の襖絵も素晴らしく、こちらもおすすめです。


いつだったか、雪で真っ白なお庭を見たことがありました。ここまで登ってくるのにひと苦労で…。



鐘楼あたりの紅葉も必見です。


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そして最後に─


燃えるようなこの紅葉をごらんください!



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紅といえばよいのか、朱といえばよいのか… 


「西方寺」です。山号は来迎山。


そして大船院という院号をもつ、五山送り火の「船形」ゆかりのお寺。

西方浄土に向かって漕ぎ出す大船はお迎えの船。




堤講師のお気に入りの地でもあります。



ここには先ほどの蓮月尼や北大路魯山人など著名な人々のお墓がありますが、この地の由緒はいつか堤講師の現地案内おたのしみに!


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西方寺はふだんは訪れる人もめったにありません。


ですが、山門脇の紅葉は遠くからでもはっと目をひくような鮮やかさ。

湧きあがるような精気が感じられて、思わず釘づけになってしまいました。

この紅葉に出会ったがゆえに、この美しさをお伝えしたかったのです。


どうぞまた来年も、再来年も、この紅葉が見られますように─。


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2015年 1月の予定

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1月10日(土)

  



 新春散歩 「島原に幸福を求めて」  講師 堤 勇二


集合 午前10時30分  所要時間約2時間


西本願寺東北角 太鼓楼前 (堀川通花屋町角)


解散 中央卸売市場近辺(あるいは龍谷大学近辺)      

   (2千円)



1月18日(日)


東京堤塾 魅惑の京都


「京都創世 神々の謎に迫る」  講師 堤 勇二


午後1時30分~4時30分頃


於 きゅりあん 第2講習室       (3千円)


(品川区総合区民会館・JR京浜東北線、東急大井町線「大井町」下車)




1月31日(土)


午前講座 「京の雅 宮中こぼれ話」


午前10時~11時45分    講師 中川祐子


(菓子付き 2千円)

  


魅惑の京都講座


「京都創世 神々の謎に迫る」 


      午後1時30分~4時30分頃  講師 堤 勇二

(3千円)

                   

於 職員会館かもがわ  2階 大会議室(午前・午後とも)

       

(河原町丸太町下ル二筋目東入ル。石長松菊園向かい。

京阪電車「丸太町駅」より徒歩5分)



お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクス、メールで受付しております。


レジュメの都合上、1週間前までにお申込みくださいますようお願いいたします。(前金制)


みなさまのお越しをお待ちしております。


 京都・清遊の会 事務局
         TEL&FAX075-465-9096
         e-mail:info@kyo-seiyu.net
 〒603-8341 京都市北区小松原北町13530108

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12月の予定

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12月13日(土)   終了しました! 


  「四条河原町界隈の社寺と髙島屋の秘密」 


    午前10時~1145分     講師 中川祐子


                          (千五百円)


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ビルと駐車場の間に「火除天満宮」 なぜこんなところに?


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高島屋飯田新七寄進の平等寺(因幡薬師)燈籠 

高島屋創業の地。



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ビロード友禅壁掛「波に千鳥」下絵



1900年パリ万国博覧会出品。日本の染織技術を世界へ発信。



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竹内栖鳳「アレ夕立に」 髙島屋史料館

舞の一瞬をとらえて。近代日本画の画期となりました。 

   



    


  ●魅惑の京都講座 (京都)


  「御所文化の継承 京の尼寺」  


    午後1時30分~4時30分頃    講師 堤 勇二

                             (3千円)



御所ことばをもっともよく残すのが京都の尼門跡。


では、どんな言葉が残ってるのでしょう。


「御所ことば」クイズ やります! 


 あなたは何度「へえ~~」ボタンを押すことでしょう(笑)


 驚きながら、楽しく学ぶ。 これが清遊講座です。







菊花瓦が厳かに見下ろす古都の尼門跡 .JPG

 菊花瓦が厳かに見下ろす古都の尼門跡


「さん」付けが最高敬語 御所人形「孝明さん」 一応立っておられます。 宝鏡寺.JPG

「さん」付けが最高敬語 御所人形「孝明さん」 


 一応立っておられます。 宝鏡寺



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この人形、何でできてるかわかりますか?



御所人形や這い這い人形だけではないのです。



菊と葵が同居する十一代家斉寄贈の霊鑑寺本堂堂.JPG

菊と葵が同居する十一代家斉寄贈の霊鑑寺本堂



気高さと優美さと 光格天皇御下賜の秘花「雲居の鶴」 大聖寺.JPG

気高さと優美さと 


光格天皇御下賜の秘花「雲居の鶴」 大聖寺




 午前午後とも 於 職員会館かもがわ 2階 大会議室        
   
     (河原町丸太町下ル二筋目東入ル。石長松菊園向かい。
      京阪電車「丸太町駅」より徒歩5分)




12月23日(火・祝)



     ●東京堤塾 魅惑の京都


  
  「御所文化の継承 京の尼寺」    講師 堤 勇二


    午後1時30分~4時30分頃

                              (3千円)

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吉田山山麓にひっそりと行い澄ます換骨堂


尼寺は門跡寺院や特別寺院だけではありません。


信仰に生きる女人の寺院は清香に包まれています。




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霊鑑寺に伝わる孝明天皇遺愛の台子皆具


     その大きさに圧倒されます。




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   京都市内最大の紅葉 霊鑑寺紅葉


      高さ18メートルあります!



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    枯流れに架かる石橋と石灯籠


  尼五山筆頭の寺格を示す大聖寺庭園



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     尼寺は唐子がお好き?


ほとんどの尼門跡に唐子遊び絵が伝わります。


これは大聖寺門跡の「唐子遊戯図屏風」部分



            
於 赤坂区民センター 4階 第1会議室     


赤坂コミュニティーぷらざ内 

 地下鉄 銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」

   地下鉄 大江戸線・銀座線・半蔵門線「青山一丁目駅」)




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京都・清遊の会 事務局


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1月の講座ご報告

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2015年は110日の島原界隈の散策で幕開け、またまた総勢30名での探訪となりました。

京都で最も古い花街の島原ですが、堤講師の案内で歩いてみると、こんなにたくさんの見どころがあったのかと驚きます。


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              島原西門跡、島原住吉神社にて 




31日の午前講座は、新年の皇室行事から装束の話へ、そして明治の宮中と女官の世界を覗き、宮中から公家へ、町方へ、奈良へ、大阪へと文化がこぼれこぼれた、まさにこぼれ話でした。


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お菓子は新年にちなみ、銘「初音」きんとん二種。


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もうひとつは、宮中にちなんで「あもやき」でした。

「あも」は御所ことばで「餡もち」のことだそう。


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午後は堤講師による圧巻の講座「京都創世 神々の謎に迫る!」


日本の神さまはどんな神? 神の訪れとは? 神の影向(ようごう)

とは? 


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つのまにか深遠な世界へ導かれ、お話は壮大な「天地開闢の神」

に至りました。


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三時間ではとても語りきれない神々のお話…


続編「京都の神々」を期待しています!


京都・清遊の会では本年も充実の講座を開催いたします。


本年もどうぞよろしくお願いいたします!!













2月 魅惑の京都

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二月の講座     講師 堤 勇二

梅の京都(神・花・人)

京都会場(職員会館かもがわ)
2月15日(日) 午後1時半~   (三千円)

東京会場(きゅりあん)
2月22日(日) 午後1時半~   (三千円)

二月の講座は京都の梅を巡る旅です。
一口に梅といってもさまざま。
植物の梅、神社の梅、絵画の梅、祭の梅、人の梅……

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さあ! 知らなかった、意外な梅を求めて
 知的な京都を満喫しませんか?



ここはどこ?
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のっけから京都じゃない!?(笑)
実は大阪。 で、梅となんの関係?



この木、なんの木? どこの梅?
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背景はある神社の若宮。
右手前の梅が問題。
実はこれも京都ではありません(笑)
奈良、でした。



梅といえばここ!
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まさに神仏同居のイメージ。


葦のまろや、とは何ぞや?
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ご祭神も神苑もユニークです。



ここ、どこ? 
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この橋の名前、知ってます?
梅となんの関係?




梅の祭といえば、これ。 北野梅花祭
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でも、最初は梅じゃなかった……。



新顔です。
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今年から仲間入りしました(笑)



じゃあ、ここはどこ?
修学院離宮.jpg 
悲運の女王を偲びます。



これは、何? 見たことありますか?
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伏見のあたり……
これは寝てますが。


立ったものもあります。
龍馬忠魂.jpg 
ある人の忠魂碑。
東山のあたり……
梅とどんな関係?



梅の絵といえば、やっぱりこれ。
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光琳さんの梅


では、これは?
抱一 紅白梅図屏風 出光.jpg  
抱一さんの梅

これも忘れてはいけない!
御舟 紅梅図・白梅図.jpg 
御舟さんの梅


こんなのもあります
梅 花咲く梅の木 ゴッホ.jpg 
ゴッホさんの梅(笑)
変な字(笑)

 


梅はけっこうお茶目な役回り。
 なんか、いけない予感。
菱川師宣 若衆と娘 リッカー美術館.jpg  
         梅はどこ?


な、なにをしとるの?
鈴木春信 水辺梅.jpg 
懸垂ではなさそう(笑)


全部わかりましたか?
とても楽しい話になりそう!
どうぞ、お楽しみに。

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3月の予定

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現地案内 西院界隈散策  講師 堤 勇二   


3月7日(土) (雨天予備日8日)


    午前10時~午後12時頃
       

    集合)10時 西大路四条東北角 高山寺 

   (阪急京都線「西院」駅 嵐電「西院」駅徒歩3分)

         
    西院春日神社・西院野宮神社など    (2千円)



東京堤塾 魅惑の京都


「花に酔ゑ 京都・桜の神人花」  講師 堤 勇二


3月21日(土・祝)  午後130分~430分頃 


   

  於 きゅりあん 第4講習室     (3千円)


(品川区総合区民会館・JR京浜東北線、東急大井町線「大井町」下車)




魅惑の京都 (京都)


「花に酔ゑ 京都・桜の神人花」 講師 堤 勇二


3月28日(土)  午後130分~430分頃                                                                                

於 職員会館かもがわ  二階 大会議室  (3千円)  


(河原町丸太町下ル二筋目東入ル。石長松菊園向かい。

京阪電車「丸太町駅」より徒歩5分)



お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクス、メールで受付しております。

レジュメの都合上、1週間前までにお申込みくださいますようお願いいたします。(前金制)

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京都・清遊の会 事務局

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e-mail:info@kyo-seiyu.net

4月の予定

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4月26日(日) 


  午前講座 午前10時30分~12時頃


「四条河原町界隈の社寺と髙島屋の秘密」


  

 講師 中川祐子


於 江戸東京博物館 第1・2学習室    (2千円)


JR総武線両国駅西口下車徒歩3分・都営地下鉄大江戸線両国駅




  ●東京堤塾 魅惑の京都 午後1時30分~4時30分頃

「続・京都創世 京の神々Ⅱ」    講師 堤 勇二


於   同上               (3千円)




4月29日(祝水)


  ●魅惑の京都 (京都)  午後1時30分~4時30分頃 

     

 「続・京都創世 京の神々Ⅱ」    講師 堤 勇二


    於 職員会館かもがわ  二階 大会議室  (3千円)


(河原町丸太町下ル二筋目東入ル。石長松菊園向かい。

京阪電車「丸太町駅」より徒歩5分)



お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクス、メールで受付しております。

レジュメの都合上、1週間前までにお申込みくださいますようお願いいたします。(前金制)

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京都・清遊の会 事務局

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清遊散歩報告

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西院界隈散策報告

3月7日(土) 予報が見事に外れ、朝から雨もよいで不安ななか
多くの方のご参加を得て、西院界隈の清遊散歩が行なわれました。


集合・出発場所は西大路四条東北角の高山寺
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同じ名前のお寺がありますが、
こちらは黒谷さん系の浄土宗寺院。
中世の時代を象徴します。


P1440744_R.JPG 
境内に一際目立つ大地蔵。
金戒光明寺からもたらされた河原地蔵です。
隣の石碑は室戸台風の慰霊碑。
かつて賽の河原と称された葬送地でした。


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大地蔵を取り囲む石仏群。
秀吉の御土居がなくなり、
再び姿を現しました。
男女がペアの道祖神像があるのも象徴的。


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ビルの壁に埋め込まれた淳和院発掘調査碑。
気付かない人が多いですが、基調な資料。
西院は古代、中世、近世、そして近代と
それぞれの時代を見事に捉えた遺跡が特徴です。



P1450017_R.JPG 
古代(平安時代)の象徴 西院春日神社。
藤原氏の祖神・春日四神と若宮の神が
春日造の社殿に祀られています。


P1450024_R.JPG 
しかし、今回の主役はこちらのお社。
西院宮(手前)と住吉社(朱塗)
淳和天皇とその后・正子皇后ゆかりです。
なぜ、ここに奈良の神を勧請したのか
興味深い話が印象的でした。


P1450039_R.JPG 
還来神社
正子皇后と実の母、そして
義理の母を祀ります。
一見なんの不思議もないようですが……
その秘密とは? 



P1450046_R.JPG 
能舞台の屋根
熨斗瓦の彫り物に一同驚愕!
これからは上を向いて歩きましょう!(笑)


P1450052_R.JPG 
西院野々宮神社 
現在は西院春日神社の御旅所になっていますが
やはり伊勢と奈良はなかなか重なりません。
なによりも宮中の賢所を拝領した本殿の姿
忘れられません……。
古代の創始、中世の繁栄、近世の遺響、
まさに皇城京都の縮図のような浄域です。

神社の西北あたりにかつて西院小泉城という
お城がありました。両城といえば二条城とここ。
本当に西院という地は歴史の宝庫ですね。



CIMG4597_R.JPG 
住吉大明神社
西院春日神社の住吉社の故地。
春日神社に遷されて後も
ずっと人々の手で護られてきました。
これこそ西院という地の象徴といえます。
こういうところを逃さないのが清遊散歩です。



P1450062_R.JPG 
近代の遺産? 折鶴会館。
見事に千年の歴史を一跨ぎ。
心配された雨も見事にもってくれて
さすがに持ってる清遊の会!!
なかなかの充実散歩でした。

次回の散歩はいつ、どこでしょう(笑)。

是非、楽しみにお待ち下さい。



魅惑の京都 第五クール(京都開催)

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〈魅惑の京都 第五クール〉京都開催



おなじみ堤講師の「魅惑の京都」は第五クールを迎えます。


文化・歴史・宗教…さまざまなジャンルを網羅し、


いよいよ深く、面白くなってゆくシリーズ! 


ふるってご参加下さい!


  

328日(土) 花に酔ゑ 京都・桜の神人花 


429日(祝・水) 続・京都創世 京の神々Ⅱ


530日(土) もうひとつの京都 乙訓の神仏


627日(土) 大本山妙心寺の魅力


 講師 堤 勇二


   会場 職員会館かもがわ 午後130分~

(河原町竹屋町東入ル 京阪電車「神宮丸太町」より徒歩5分 

 0752561307


受講料 全回申込 一万円  各回申込 各三千円 (前金制)




お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクス、メールで受付しております。


レジュメの都合上、1週間前までにお申込みくださいますようお願いいたします。


みなさまのお越しをお待ちしております。


京都・清遊の会 事務局

603-8341 京都市北区小松原北町13530108
             TEL&FAX075-465-9096  
       
e-mail:info@kyo-seiyu.net


三月の講座 ご案内

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京都・清遊の会 
今月の講座は「桜」がテーマ。

京を巡る桜のさまざま、
というより、
桜を巡る京のさまざま、

といったほうが相応しいでしょう。

単に京都の名所の桜を紹介するのではなく、
桜に込められた京の心をご紹介します。


ところでこの紋はどこの紋?
平野 神紋.jpg 
そうですね。
京都の桜といえばここ。

平野 桜.jpg 
平野神社の神紋です。 

しかしこの神社のご祭神は意外に知られていません。
今木大神、久度大神、古開大神、そして比売神
いったい誰のこと?

実は本殿と同じく、いや、本殿以上に重要なのがここ。
Hirano-jinja_(Kyoto,_Kyoto)_Agata-jinja.JPG 
本宮内に鎮座する天穂日命(アメノホヒノミコト)
を祀るとされる摂社・縣(あがた)神社です。

でも、祀られているのは本当にこの神様なのでしょうか。
何か面白そうですよ。



では、この紋はどこの紋?
  

仁和寺 寺紋.jpg
はい、ここも桜で有名ですね。


仁和寺 御室桜.jpg 
仁和寺の寺紋でした。御室の桜


桜といえば、花も模様も実に多様。


多様といえば桜の意匠も実に見事です。

これは?

懸守 四天王寺.JPG 
四天王寺に伝わる国宝の桜懸守。
実際に使われていた懸守(かけまもり)です。
日本人の感性ですね。

この硯箱も。
花白河蒔絵硯箱 根津.jpg 
花白河蒔絵といいます。
この貴族は何をしているのでしょう。

実はこの模様にも深い意味が隠れています。


では、ここはどこの階段?
高台寺.JPG 
高台寺御霊屋(おたまや)。
そう、世に名高い「高台寺蒔絵」ですよね。


模様といえば歌舞伎の着物の柄。
江戸の歌舞伎の桜といえば……
201301121814199ff.jpg 
火事と喧嘩は江戸の華といいますが……
江戸っ子の典型の助六と、金の亡者の意休に、
意気地の権化・揚巻の啖呵が絡み合い、
胸がすくとはこのこと。
そう、「助六由縁江戸桜」ですね。


これに限らず歌舞伎と桜はつきものです。

「義経千本桜」は言わずもがな。
(とは言うものの、本来は桜は出ませんがね)

「菅原伝授手習鑑」
菅原 賀の祝 桜丸切腹.jpg 
「賀の祝」桜丸切腹の場面
着物の桜模様が目を惹きます。
でもこれだけじゃない。

菅原 桜丸 伊達さがり 表.jpg 
桜丸の「伊達さがり」 桜の花が強烈です。
でも襦袢は外からは見えない。


「仮名手本忠臣蔵」でも重要なアイテム
 風さそふ 花よりもなを 我はまた
 春の名残を いかにとやせん


「京鹿子娘道成寺」の絢爛も圧巻。


白拍子・花子の衣装の数々
京鹿子娘道成寺 白拍子花子の衣装.jpg



そうそう、これを忘れてはいけません。

 2fb8c7bd229324d06e9e0c2683285727.jpg
「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)」
の小町桜(薄墨桜)の精。 

雪の中、逢坂の関では、時知らずに小町桜が咲いている。
桜の傍では良岑宗貞(後の遍照僧正)が隠棲中。
そこに元カノの小野小町姫が通りかかり、
二人の仲を関守の関兵衛が取り持とうとする。
しかし、この男、何か怪しい……
実はこの男こそ、天下を狙う大伴黒主その人。

はて、この名前、どこかで聞いたような。


 
そう、この人。

黒主山.jpg 
祇園祭の黒主山ですね。

うーむ。なかなか今回も一筋縄ではいかなそう(笑)。



さて、江戸が芝居なら、京都は「をどり」



都をどり1.jpg 
見るだけで心が華やぎますね。



チラシ 昭和28年 第80回 堂本印象.jpg 
これは昭和28年、第80回「都をどり」のポスター
堂本印象の筆です。

ちなみに今年は?

チラシ 平成27年 堀泰明.jpg 
これです。


お祭りと桜の関係も外せません。

たとえば、この祭り。
やすらい1.jpg 
「やすらい祭」
疫神は桜とともに舞い散ります。

この祭は京都三大奇祭の一つと……。

そんなに「奇」ですか?

この種の祭礼は日本に数多いのでは?

いったい「奇祭」って何?



ところで次の写真に共通するものはなんでしょう。
CIMG0418.JPG 
六地蔵の一つ、地蔵寺の桂地蔵。

知恩寺1.jpg 
百万遍知恩寺の御影堂。

鉄眼14.JPG 
万福寺塔頭・宝蔵院の外観と

鉄眼8.jpg 
ここで刷られている、鉄眼版一切経

これらの写真。いったい桜とどんな関係?

楽しみですね。

皆様のご存じない京都。
まだまだありそうですよ!


描かれた桜もいくつかご紹介。

醍醐花見図屏風 部分 重文.jpg 
ご存じ「醍醐花見図屏風」。
実はこの大イベントも
京都の名所と意外なつながりがあるのです。

 

現代の絵画も実に素晴らしい。

 

松岡映丘 春花春衣.jpg 
松岡映丘「春花春衣」の雅美。


土牛 醍醐.jpg 
奥村土牛「醍醐」の極美。


松林桂月 春宵花影.jpg 
松林桂月「春宵花影」の絶美。


そしてこういう絵と桜の関係も忘れてはいけません。


来迎図 阿弥陀二十五菩薩来迎図 知恩院 国宝.jpg 
知恩院蔵 通称「早来迎図」(国宝)
咲き誇る桜がわかりますか?

来迎図と桜の縁は深いです。


それに、これ。
六道絵 第九 人道九不浄相の図.jpg 
「六道図」
小野小町とも檀林皇后ともいわれるこの女性。
桜の樹の下に捨てられてるって知ってました?

しかもこの桜、
明らかに死体の方になびいて
花びらを散らしていますね。


桜の下には死体が埋まっている、
といったのは梶井基次郎。

桜の下で死にたい、
といったのは西行。

桜こそ日本の心
といったのは本居宣長。
本居宣長.jpg 
「敷島の大和心を人問はば
     朝日に匂ふ山桜花」

この人のせいではないけれど
ここらあたりから
大和心と大和魂が結びついて
桜がきな臭いことに……。

日本の国花と目される桜。

硬軟とりまぜて、
清濁併せ呑んで、
今年も見事に咲き誇ることでしょう。

是非、是非、お楽しみに!

もちろん、時間があれば(笑)
京都の名桜、珍桜もご紹介。

鴨川1.jpg 
鴨川の桜

高野川1.jpg 
高野川の桜

京北町 春日神社前 百年桜.jpg 
百年桜 
なんと、一重と八重が同じ枝に!?

千本ゑんま堂 普賢象桜.JPG 
普賢象桜
蕊が象の鼻のように長く垂れます。


東京堤塾 魅惑の京都


「花に酔ゑ 京都・桜の神人花」  講師 堤 勇二


3月21日(土・祝)  午後130分~430分頃 


   

  於 きゅりあん 第4講習室     (3千円)


(品川区総合区民会館・JR京浜東北線、東急大井町線「大井町」下車)




魅惑の京都 (京都)


「花に酔ゑ 京都・桜の神人花」 講師 堤 勇二


3月28日(土)  午後130分~430分頃                                                                                

於 職員会館かもがわ  二階 大会議室  (3千円)  


(河原町丸太町下ル二筋目東入ル。石長松菊園向かい。

京阪電車「丸太町駅」より徒歩5分)



お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクス、メールで受付しております。

レジュメの都合上、1週間前までにお申込みくださいますようお願いいたします。(前金制)

みなさまのお越しをお待ちしております。


京都・清遊の会 事務局

603-8341 京都市北区小松原北町13530108
             TEL&FAX075-465-9096  
       
e-mail:info@kyo-seiyu.net



〈東京開催〉 魅惑の京都 第五クール

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「京都創世・京に祀られる神々」の続編、京都の成り立ちに重要な意味をもつ「乙訓の神仏」、最近ご無沙汰だった仏教の話は、日本最大の禅寺「妙心寺」にスポットを当て、その魅力と魔力(?)を二回にわたりお届けします。



さらに七夕にちなんでは「相撲の節会と京都」の関わり、そして季節感たっぷりの「京都の秋祭」の意味と目的をご紹介します。



今回は午前講座を二回行います。京都で大好評を博した「四条河原町界隈の社寺と髙島屋の秘密」、そして午後の講座とも連動する七夕に託された都の美と歴史をお届けする「七夕と京の雅」です。



是非、是非お誘い合わせの上、多数ご参加下さい。他では聞けません!




講座日程 (13:3016:30過ぎ)  講師・堤 勇二



1回 426日(日)    江戸東京博物館


  続・京都創世 京に祀られる神々  


 京都の神さま第二弾! 
 京都のご祭神分類やあまり知られていない久世郡の神社や
 平野神社、今宮神社の秘密など盛り沢山。


2回 524日(日)    江戸東京博物館

  

もう一つの京都 乙訓の神仏


 兄国と弟国。京都の成り立ちに欠かせない重要地域。

 ここに祀られる神仏の魅力と意義をご紹介します。



3回 628日(日)    きゅりあん(品川区総合区民会館)

  

大本山 妙心寺の魅力


 応燈関の禅脈を貫く大禅刹。

 一度消滅し、不死鳥の如く甦った妙心寺の魅力はどこに?



4回 726日(日)    きゅりあん(品川区総合区民会館)

  

大本山 妙心寺の魔力

  
  妙心寺第二弾。
  おそらく一回では言い尽くせないと
  初めから二回目を予定しました!(笑)


5回 823日(日)    江戸東京博物館


相撲と京都


 相撲は神事  

 京都の神事相撲に加え、国技としての相撲の雑学の数々

 せっかく国技館の隣にいるのですから学びましょう!

 (本当は言いたくて仕方ない!)



6回 927日(土)    江戸東京博物館


京の秋祭 その意外な役割


 収穫感謝や五穀豊穣のみでない京都の秋祭り。

 知られざる祭礼の真実を余すところなく。



水度.jpg

続・京都創世 意外な秘密をもつ城陽市の水度神社



乙訓.jpg 

神仏合体の本尊を持つ乙訓寺は歴史と地理の結節点


003魅力.jpg
日本最大の禅刹・妙心寺 一度消滅した不死鳥の寺


004-1.JPG 004-2.jpg
ゆるぎない禅美の七要素 その魔力と魅力がここに


相撲.jpg
相撲の所作様式すべてが惟神(かんながら)の道を伝えます

節会行事と京都の関わりをピックアップ


赦免地踊り.jpg

人と地霊と神仏が交錯する京の秋祭。
赦免地踊りの幻美




午前講座  (10:3012:00)   講師・中川祐子


426日(日) 四条河原町の社寺と髙島屋の秘密


 髙島屋と四条河原町界隈の社寺の意外な秘密とは? 

 京都発祥の老舗百貨店の魅力に迫る!


823日(日) 七夕と京の雅


 むかし七夕に行われた行事。今に繋がる古都の雅の源流を訪ねます。

 午後と連動講座です。



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髙島屋と明治の装束につながりが… 袴に注目です!


仙翁3.JPG

室町時代、一世を風靡した花「仙翁」

いまも旧暦七夕の頃に咲きます  




受講料 

魅惑の京都講座 各回お一人3000円  全回一括お申込みは6回分で15000円  

午前講座 1回お一人2000円 午前午後とも受講の場合は1500

各回ごとのお振込みでも一括のお振込みでも、振込手数料は恐縮ですがご負担ください。


お申込み要領

右上のお申込みフォーム、ファックスでお申込みください。

お申込み頂いた方には、ご入金確認後、事務局より参加証を送付いたします。講義当日にご持参、ご提示ください。


お振込先 


みずほ銀行 出町(でまち)支店(587)  普通 1161285   名義  京都 清遊の会

ゆうちょ銀行(振替口座) 00930-7-233813 京都・清遊の会

    ※他行からゆうちょ銀行にお振込みの場合、口座番号は、099  店 099 当座(023813


申し込み〆切

お申し込みは随時受け付けております。ただしレジュメ作成の都合上、事前申込制とさせていただきますので、ご参加回の一週間前までにお申し込み下さい。


  京都・清遊の会 事務局 

         〒6038341 京都市北区小松原北町13530108

                       TEL&FAX075-465-9096


       e-mail: info@kyo-seiyu.net  URL: http://www.kyo-seiyu.net






清遊ブログ  京の花、やすらいの花

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ことしは雨の多い花見どきですが、いかがお過ごしでしょうか。


京都は桜の見どころもいっぱいですね。


賀茂川の桜。何処も見事ですが、毎年見に来るのは上賀茂橋から北の堤防沿い、桜のトンネルです。



001-1上賀茂橋近く_R.JPG


北山橋から北大路橋まではすこし時期をずらして枝垂が咲き、



001-2 賀茂川しだれ_R.JPG


出町辺りの景色もまた格別。


出町橋から葵橋を眺めると、遠くに北山が重なり絵のような風景。


0001出町橋から葵橋を見る.JPG



出町といえば、いまは北野の七本松通にありますが、元は出町にあった立本寺(りゅうほんじ)も桜の見どころ。


立本寺1_R.JPG


立本寺 (2)_R.JPG


境内は桜の木がいっぱい!



日蓮宗の本山寺院としての歴史は相当なものですが、となりの公園では子供たちの遊ぶ声がして、町中のお寺らしく散歩がてら花見にやってくる、そんな庶民的な雰囲気です。


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立本寺 (3)_R.JPG

立本寺_R.JPG




雨あがりに足をのばして、宇多野まで出かけました。


桜守として知られる佐野藤右衛門さんのお庭は、桜の頃、一般に公開されています。


佐野藤右衛門2 (2)_R.JPG


佐野藤右衛門2_R.JPG


いったい何種類あるのでしょう、さまざまな桜! 


名前が書かれています。


「永源寺」「大提灯」「胡蝶」


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010-1大提灯_R.JPG


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「鷲尾」「御信」「白妙」「御室有明」


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そして「佐野」!


010-8佐野_R.JPG


まだまだたくさんあります…。


それぞれの個性を誇って可憐に咲く花、花、花。


ここまで来た甲斐がありました。



花に誘われ花を追いかけるうち、早くも春の祭が始まります。


4月の第二日曜は「やすらい祭」。


紫野の今宮神社では、「川上やすらい」と「上野やすらい」が、氏子地域を練り歩いたあと、午後三時頃に到着、やすらい踊を奉納されました。


001今宮神社本殿2_R.JPG


「やすらい」は、花が散り始める頃、花の精にのって疫神が飛散するのを鎮めるために行われる祭。


紫野辺りでは古くから疫病が流行ると御霊会が営まれていました。


「やすらい」はお囃子や歌舞によって疫神を風流傘(ふりゅうがさ)に集め、神威を仰いで疫社(えやみしゃ)に送り込むのだそうです。



「川上やすらい」は西賀茂の川上大神宮のお祭。踊りは太鼓を上に振り上げるようにして叩く力強いもの。


003-1 川上やすらい_R.JPG


003-2 川上やすらい_R.JPG



そして「上野やすらい」も到着しました。


003-3 上野やすらい参拝_R.JPG


003-4上野やすらい参拝.JPG



本殿、疫社に参拝、やすらいを奉納。

ただし、たいへんな人で場所を動くことができず、これは見られませんでした。


002-1疫社参拝2_R.JPG


今宮神社の疫社の神紋は八坂神社と同じ、五瓜の紋。ご祭神も同じくスサノヲノミコトです。今日も祇園祭と同じ「蘇民将来子孫也」の人形(ひとがた)護符が授与されていました。


002疫社_R.JPG




さて、場所を移され、やすらいを堪能!


004-1上野やすらい1_R.JPG


お囃子の笛や歌に合わせて、赤毛、黒毛の鬼が鉦や太鼓を奏し踊り、散りかけた桜の花びらが時おり風にはらはら舞い、ほんとうに花鎮めの祭やなあと感激です。


004-2上野やすらい2_R.JPG


やすらい祭は京中の祭のさきがけで、やすらいがお天気なら、その年の祭はみな好天に恵まれると言われています。今日はすっきり晴れました。



さて、夕方は玄武神社のやすらい祭「玄武やすらい花」を。


005-1玄武神社_R.JPG


玄武神社のご祭神は、惟喬(これたか)親王。


平安時代、文徳天皇の第一皇子でありながら天皇にはなれず、不遇の生涯を送られました。


玄武は北方の守護神、その姿が亀に蛇がまつわることから「亀の宮」とも呼ばれています。



予定よりずいぶん遅れて三基の花傘がもどってきました。


005-2-1縦・玄武お祓い.JPG 005-2花傘_R.JPG


花籠を載せているので鳥居をくぐるのにもひと苦労。(笑)



005-3玄武神社やすらい_R.JPG



ですが、待ったかいあって、ぶつかりそうになりながらぶつからない?ダイナミックな踊りを見ることができました。


005-4玄武やすらい_R.JPG


005-5玄武やすらい2_R.JPG


玄武やすらいは、往時この地に栄えた旧雲林院の祭に端を発するといわれます。


ご祭神の惟喬親王や親王をお祀りした人々の御霊を慰めるものでもあるのでしょう。


毎年耳にするこのお囃子と歌、その激しい踊りと相俟ってどこか哀しげな響きも感じられます。


やすらいの由緒にまつわるお話はとても書ききれませんので、いずれまた清遊講座をおたのしみに!(笑)



そして「やすらい」はもう一つ、515日に行われる上賀茂地区のやすらい祭があります。


ご紹介できませんので代わりに、410日に行われました上賀茂さんの摂社・大田神社の春祭の「ちゃんぽん神楽」をごらんください。うまく撮れていませんがご容赦ください。


大田神社1.JPG


大田神社2.JPG


雨の降るなか、神寂びた社でお神楽が奏され、それはそれは清浄な気に満ちていました。


大田神社へ.JPG


ちゃんぽん神楽.JPG



そんなこんなで花や祭を追いかけ浮かれているうち、はや今月も半ば。


大田の沢にかきつばたが見られるのももうじきです。


0001 -1.JPG  

















































5月の予定

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5月24日(日) 東京会場


 ●東京堤塾 魅惑の京都   午後1時30分~4時30分頃


「もうひとつの京都 乙訓の神仏」   講師 堤 勇二


於 江戸東京博物館 第1・2学習室      (3千円)


          JR総武線両国駅西口下車・都営地下鉄大江戸線両国駅下車




5月30日(土) 京都会場


午前講座  午前10時~11時45分頃 


「モルガンお雪と京都」                 講師 中川祐子


                 (菓子付 2千円 /午前午後とも参加は千五百円)


魅惑の京都 午後1時30分~4時30分頃 

     

 「もうひとつの京都 乙訓の神仏」   講師 堤 勇二


     於 職員会館かもがわ  二階 大会議室   (3千円)


(河原町丸太町下ル二筋目東入ル。石長松菊園向かい。

京阪電車「丸太町駅」より徒歩5分)



お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクス、メールで受付しております。


レジュメの都合上、1週間前までにお申込みくださいますようお願いいたします。(前金制)


みなさまのお越しをお待ちしております。


      京都・清遊の会 事務局

603-8341 京都市北区小松原北町13530108
              TEL&FAX075-465-9096  
        
e-mail:info@kyo-seiyu.net
 

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11月の予定

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現地案内   講師 堤 勇二   午前10時~午後1時頃


       11月16日(日)  高瀬川を歩く(七条~五条)
        
      終了しました!

集合 10時 七条通高倉東北角(ミニストップ前)  (2千円)


       任天堂創業の地、源融の河原院跡、扇塚など散策





魅惑の京都 (京都)


   「続・怨霊 八所御霊の正体」   講師 堤勇二   

   11月22日(土)  午後130分~430分頃       (3千円)                                                                               

  於 職員会館かもがわ  二階 大会議室       

  

(河原町丸太町下ル二筋目東入ル。石長松菊園向かい。

京阪電車「丸太町駅」より徒歩5分)




東京堤塾 魅惑の京都


   「続・怨霊 八所御霊の正体」  講師 堤 勇二


   11月30日(日)  午後130分~430分頃       (3千円)

於 きゅりあん 第2講習室           


(品川区総合区民会館・JR京浜東北線、東急大井町線「大井町」下車)





お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクス、メールで受付しております。

レジュメの都合上、1週間前までにお申込みくださいますようお願いいたします。(前金制)

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6月の予定

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6月27日(土) 京都会場



魅惑の京都 午後1時30分~4時30分頃 

     

「妙心寺の魅力」   講師 堤 勇二


    於 職員会館かもがわ  二階 大会議室  (3千円)


(河原町丸太町下ル二筋目東入ル。石長松菊園向かい。

京阪電車「丸太町駅」より徒歩5分)



6月28日(日) 東京会場


東京堤塾 魅惑の京都   午後1時30分~4時30分頃


「妙心寺の魅力」   講師 堤 勇二


於 きゅりあん 第2講習室   (3千円)


         (品川区総合区民会館・JR京浜東北線、東急大井町線「大井町」下車)



お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクス、メールで受付しております。

レジュメの都合上、1週間前までにお申込みくださいますようお願いいたします。(前金制)

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京都・清遊の会 事務局

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清遊ブログ  水無月の茶会 弘道館にて

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梅雨入りして初めての日曜日、上京区にある弘道館のお茶会にうかがいました。


弘道館は、江戸時代、儒者・皆川淇園(みながわきえんが開いた学問所。



現在は茶会や講座など幅広い文化活動が行われています。



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その日は晴れて茶会日和になりました。


上長者町通新町を東へ。石碑に「皆川淇園弘道館址」とあります。


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門を潜って玄関までのアプローチ。


木々の緑や青苔に目をとめながら奥へ。


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「有斐斎」(ゆうひさい)は淇園の号のひとつ。


中門をくぐり、さらに奥へ。期待が高まります。



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玄関で受付けをすませ、待合(まちあい)に通されました。



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床は利休の孫、宗旦とお見受けしました。


煙草盆には涼しげな蛍籠。


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驚いたのは床の外、脇に冠(かんむり)が掛かっていたこと! 


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席入りの案内がありました。


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本席に入りすぐの床には流鏑馬(やぶさめ)のりっぱな馬が描かれた双幅。


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前には、なんと可愛らしい、斎王代が禊をされているお人形。


つい先だってのお祭を思い出します。


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床を拝見。


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掛物は「清流無間断」(せいりゅうかんだんなし)


大徳寺三玄院玄性和尚筆一行。


水色の交趾花入に山芍薬が生けられて爽やかです。


団扇香合は「曳き舟」の画。清々しい木地に描かれた人物がほほえましい。



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今日は「水」にちなんだ趣向のようです。



つづいて点前座を拝見。


なんと、注連飾(しめかざり)をした木地の釣瓶(つるべ)水指が置かれています。


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釜は中ほどが霰文の鶴首釜、風炉は織部。模様は芦の画だそうです。


杉の風炉先は笹の透かしでしょうか、清涼感をいっそう引き立てる役も担って。



皆が着座し、お点前が始まりました。


ご亭主が挨拶に出られ、今日の趣向を伺います。


釣瓶水指に注連飾りを施して茶を点てる点前を「名水点て」といい、濃茶の点前ですが、今日は薄茶で名水点てをしていただけるとのこと。




注連飾りは水に対する畏敬の念ゆえの飾り。気持ちもぐんと引き締まります。


今日点てられる名水は、はてどこのお水かしらんと想像するのも楽しいものですが…



下鴨神社の境外摂社、賀茂波爾(かもはに)神社のご神水でした。


賀茂波爾神社といえば、「赤の宮」ともいい、葵祭にもゆかりの神社。


御蔭祭(みかげまつり)の折、路次祭が行われ、「還城楽」(げんじょうらく)の舞楽が奉納されるところです。


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    賀茂波爾神社(京都市左京区高野)


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そういえば、お水を汲みに来る方が絶えなかったのを思い出しました。



さらにご亭主より、今日は名水点てとともに夏越(なごし)の祓もあわせてのつもりで、とのこと。なるほど、水無月の祓、夏越の祓、嬉しいですね。



夏越の祓は一年のちょうど折り返しにあたる六月晦日に半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事。


神社で茅の輪をくぐり、お参りされる方も多いのではないでしょうか。


大勢が気楽に参会できる茶会に、格調高い名水点てで禊(みそぎ)の気分を取り入れてくださいました。


客をもてなすため自在に茶会を組み立てられた、まさにご亭主の心の働きです。



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たっぷりと点てられた一服をおいしくいただきました。


名水のお水もいただきました。まろやかなお水でした。


お菓子は老松製で「氷室」。白餡に紅色の三角形の羊羹をのせた葛饅頭。


氷室とは、冬季の氷を夏まで貯蔵しておく室のこと。平安時代、六月朔日は「氷室の節会」(せちえ)が行われ、氷室から氷を切り出し宮中に献上したそうです。



 

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「氷室」は裏千家八代一燈(いっとう)宗室の好み。

 葛の透明感は目にも涼しく、ギヤマンの器に盛られたさまはすばらしかったです。

 涼やかな干菓子「青苔」(せいたい)は同家十四代無限斎夫人・清香院好み。



棗は河太郎棗(かわたろうなつめ)。蓋の甲がくぼんでいるのが見えるでしょうか、河太郎は河童。河童のお皿ですね(笑)


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茶杓は銘「瀬織津姫」。瀬織津姫は川や水の祓の女神。今日のテーマにぴったりです。


御手洗祭でおなじみの下鴨神社の井上社のご祭神であり、来月にせまった祇園祭の鈴鹿山のご神体でもあります。ご神体のお前立ちは気品のある、まさに美の女神のお姿。



なごやかな席のあと、お道具やしつらいをもう一度拝見しました。


客座の後ろには皆川淇園筆の屏風が立てられておりました。


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皆川淇園17341807は「開物学」という独自の学問を打ち立てた人物ですが、詩文や書画にも優れ、円山応挙、与謝蕪村、長沢蘆雪ら多くの文化人との交流が知られています。


弘道館は淇園が晩年に開いた私塾で、門弟は三千人であったとか。


その淇園の迫力ある画と書にしばし見入っていました。



茶席のあとお庭も堪能しました。ごらんください。


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今回は新緑清々しい弘道館にて、水無月の茶会をご紹介しました。


賀茂の祭から祇園祭へ向かう橋渡しのような京の水無月。


春から夏へ季節はつながり、茶席にはこの町ならではの趣向がちりばめられておりました。


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