皆さまご存じのように、京都商工会議所の京都検定講習会は、4月より新年度になりますが、堤先生の講習は残念ながらできなくなりました。
そこで堤先生が担当される予定であった六回のうち、三回を私・中川が担当させていただくことになりました。
清遊の会でお話しさせていただいた内容をベースに、新味を加え、さらに面白く、深い内容にしたいと取り組んでいます。
皆さまお誘いあわせの上、ぜひともご参加下さいますようお願いいたします。
また、お知り合いの方にご推奨いただければ、望外の喜びでございます。
平成28年度 京都商工会議所 京都検定講演会
となりの京都学 生活(くらし)目線の京案内
講師・中川祐子
第一回 4月16日(土) 10:00~12:00
「老舗の京都 ─祈りが支えた髙島屋の秘密─」
幕末から明治維新へ。時代の荒波を越え、急展開する京都の近代化を支えた百貨店。髙島屋とその時代を駆け抜けた人々の活躍をご紹介します。
多くが統合・再編するなか、今なお単独で君臨する老舗百貨店の秘密とは?
町中にあるお寺。髙島屋ゆかりの地
第二回 6月18日(土) 10:00~12:00
「のれんの掟 ─老舗とお菓子の京都学─」
京都の老舗には店うちで代々伝えられてきた知られざる掟があります。その掟は今も生きて、家筋と職人の技術と想いを守り通しています。
和菓子の都・京都、美味しさの裏に秘められた歴史と伝承、そして意外な屋号の秘密に迫ります。
主家からいただく暖簾。歴史と風格が感じられます。
第三回 12月17日(土) 10:00~12:00
「ここがミソ! ─お味噌とお酒の京都学─」
京都には一見、何の商いかわからない、だけど連綿と続く歴史を持つお店があります。食文化の総本山にはその味を支え、料理人の舌を満足させる秘密と理由があるのです。
白味噌文化と酒造りを支える麹の驚異の力をご紹介します。
京都にたった一軒のもやし屋さん そしてこれが「もやし」
むずかしい研究目線や歴史目線ではなく、暮らしの目から見た京都。生活の町・京都の楽しさと驚きをお届けします。その文化は根っこが御所だったり社寺だったり……。この町で生まれ、この町で生きてこそ見える京都。身近な日常に潜む、日々の営みに溶け込んで目立たないけど奥深い文化の数々。気づかなかったあなたの隣の京都の魅力をご案内します。
URL: http://www.kyotokentei.ne.jp
[受講料] 各回 2,000円(レジュメ代含む)
[会 場] 京都商工会議所(地下鉄烏丸線 丸太町駅南側6番出口すぐ)